高砂市十輪寺 名誉住職西田光衛さんの事
9月街中散策例会で,渡辺会員のお兄さんが総代を務めている高砂市十輪寺を訪ね、ご住職さんからご法話を伺う機会があった。
昔ながらの港町の雰囲気を残す高砂市高砂町かいわい。その一角に十輪寺がある。どっしりとした二重の瓦屋根の門で、金剛力士像がにらみを利かせている。
815年、嵯峨天皇の勅命によって弘法大師が寺を創建したとされる十輪寺、本堂は県の重要有形文化財で、1697年に建立された。堂内では鳳(ほう)凰(おう)や竜の彫刻を施した極彩色の欄間が目を引く。18世紀前半の制作とされる。また、本堂の隣には、豊臣秀吉の朝鮮出兵に、高砂から駆り出された人々の供養塔もある。
堂内では柔和な表情を浮かべる仏の絵に出合う。名誉住職の西田光衛さん(81)が長年手がけてきた木版画だ。心を穏やかにする言葉が必ず添えてある。西田さんは「私自身がこうありたいと思うこと。皆さんに共有してもらえたらうれしい」と語る。
人のあるべき姿を諭す“版画説法”。仏が微笑する。「みんなつらい。ただ言わぬだけ」「人は変わらぬ。自分から変われ」‐。
by一部神戸新聞
貴重な版画説法を拝聴した後帰りに参加者全員2012年木版画カレンダーを頂いた。有難いお言葉!合掌!
by管理人