パナソニック、旧東京支社の御成門ビル2・3号館を売却
関係筋によると売却額は2棟で100億円弱。
東京パナソニックビルは1―3号館があり、地上5階建ての2号館は昨年11月に三菱地所(8802.T: 株価, ニュース, レポート)に売却し、地上8階建ての3号館は昨年12月に野村不動産に売却した。地上13階建ての1号館はすでに住友不動産(8830.T: 株価, ニュース, レポート)と共有するかたちで証券化している。
2013年3月期で7650億円の巨額赤字を計上する見込みのパナソニックは財務体質改善のため、資産売却や在庫削減で今期中に2000億円の資金を調達する計画。手元資金を確保するため、株式や土地の売却を急いでいる。
昨年9月に東京支社の機能は「パナソニック東京汐留ビル(東京都港区東新橋)」に移転済みだが、約2000人が入居する同ビルの売却も検討しており、証券化や第三者との共有化など幅広く模索している。