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 【世界文化遺産・姫路城】         このブログは松寿会阪神地区会員の皆さんの情報交換・連絡用です。投稿にはIDとパスワードが必要、管理人までご連絡ください。


by syojyu-hansin

今どきジャズ

 今の日本では女性がとっても元気で何事にも積極的にチャレンジしている。最近山に行くとやたら女性が多い。この人たちは世間では山ガールと呼んでいる。歴史に興味がある歴女(れきじょ)、仏像やお寺にこっている仏像ガール達がそうだ。過日黒部に紅葉見物に行ったが温泉にはリタイアー夫婦か若い女性グループが殆ど、10年前までに良く見られた男性団体客は全くと言ってよいほど見当たらなかった。元気出せ世の男ども、がんばれ日本。

 読売新聞ではJazzにこり始めた女性たちの紹介している

 静かなブームなのが米国のピアニスト、ビージー・アデール。東京・銀座山野楽器本店では輸入盤、国内盤を合わせ1万6000枚のCDが売れ、ビージーの「マイ・ピアノ・ロマンス」(EMI)は、同店の上半期、売り上げ1位のアルバムとなっている。
 「周りにいるOLの友達やJ―POPを聴いてきた人たちも、新しい音楽を探している。ジャズには興味があるけど、何から聴けばいいのか分からない、という人が多かった。最初は有名作など“王道の作品”を紹介していたけれど、なかなか魅力が伝わりにくい。生活の中にどう音楽を取り入れていくのか。それを提示したかった」
 ジャズへの追い風を最大限に生かそうと、レコード会社も相次いで戦略を打ち出している。8月に出した「THIS IS JAZZ ベスト&グレイテスト」が、累計3万枚を出荷するヒットとなったEMIミュージック・ジャパンの廣瀬裕子さんは、「女性が手に取りやすいように、化粧品みたいに、キラキラしたパッケージにこだわった」。アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズの「モーニン」やチェット・ベイカーの「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」など、有名曲やCMで使われた楽曲を収録。2枚組みで2500円という手頃な価格も功を奏した。
 同社では昨年からジャズの名門レーベル「ブルーノート」の名作を1100円の特価で売り出し、累計65万枚のヒットになった。今年9月からは、ブルーノート以外のレーベルの作品を999円で、「ジャズ名盤 ベスト&モア」のタイトルで売り出している。
 
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シンプルなピアノ…ビージー・アデール
 72歳で日本デビューしたビージー・アデール。人気の高まりに、「なぜこれだけヒットしたのか分からない」と戸惑いながらも、うれしそうだ。
 子供時代からピアノを始め、テネシー州ナッシュビルを拠点に活動を続けてきた。ジョニー・キャッシュやドリー・パートンといった大物とも仕事をしてきた。1980年代から90年代は、広告のための音楽作りに取り組み、現在のトリオを結成。リーダー作を出した。
 演奏については明確な考え方がある。「(歌手の)ペギー・リーやフランク・シナトラは、作者が書いた楽曲のエッセンスに敬意を払い、シンプルに分かりやすく伝えた。自分もそういう気持ちで演奏したい。ライブも自分に注目してほしいわけじゃない。音楽を聴く場だと思っている」
 「マイ・ピアノ・ロマンス」は、彼女のこれまでの作品の中から、日本のスタッフが選曲して生まれたアルバムで、親しみやすいピアノのアレンジが光る。「すごく曲の流れがいい」と本人も気に入っている。
 「サンタが町にやってくる」「ジングル・ベル」や山下達郎の「クリスマス・イブ」などを収録した「マイ・ピアノ・クリスマス」(EMI)も発売中だ。

今どきジャズ_f0222687_20401896.jpg自分の解釈で歌う…ヘイリー・ロレン
 5月発売の日本デビュー作「青い影」(ビクター)が好調に売れているヘイリー・ロレンは、米国出身の若手ジャズ・ボーカリスト。やはり「日本でこんなに売れるとは予想外だった」と話す。
 「枯葉」や「サマータイム」などを収録。渋い選曲だが、「自分は間違った時代に生まれたんじゃないかと思う。こういった大人の音楽に共感する」と笑う。
 両親の影響でジャズやカントリーに子供の頃から親しんだ。影響を受けたのはナット・キング・コールやダイアナ・クラールといったジャズ系のアーティスト。「ジャズを歌うのは簡単じゃないけれど、難しさみたいなものを楽しんでいる」
 ロックバンドのU2やキンクスの曲も、落ち着いたジャズ風のアレンジで聴かせる。「自分の印を付ける感じで楽しい。音楽は自由なアートだと証明できるし、聴き手も新たな発見があるはず。ジャズはいろんな意味で、自分の解釈を音楽で出していくことだと思う」
 10月には新作「アフター・ダーク」(同)、11月にも「クリスマス・コレクション」(同)を出している。
(2010年12月3日 読売新聞)
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by syojyu-hansin | 2010-12-07 08:43 | 生活・文化・教養