【OS編】Cドライブを外付けにバックアップ
大容量の外付けHDDを、「イメージファイル」の保管庫として使うのも便利だ。イメージファイルとは、パソコン内蔵のHDDに入っているデータを、OSやアプリケーションソフトごと、まとめてファイルにしたもの(図1)。パソコンが不調になったとき、そのファイルをパソコンの内蔵HDDに書き戻せば(「リストア」という)、好調な状態に戻せる。パソコンが突然起動しなくなったり、頻繁にフリーズするようになった場合、このファイルを使って復元する。
図1 パソコン内蔵のHDDは、使い込むと不調になることが多い。好調な状態を丸ごとバックアップしておけば(1)、不調になったときに、素早く好調時の状態に戻せる(2)(3)。USB3.0なら短時間で作業できる
イメージファイルは、パソコン1台分のデータを丸ごと圧縮したものなので、サイズは数十から数百ギガバイトにもなる。そのため、大容量の外付けHDDを使いたい。さらに、USB3.0の高速なHDDなら、イメージファイルのバックアップや復元作業が、素早く済ませられて快適だ。
このパートでは、フリーソフト「バックアップ&リカバリー2010フリーアドバンスド」を使って、バックアップと復元の方法を解説する。バックアップソフトは通常、数千円するが、このソフトは無料で使える点が大きな魅力。画面表示は英語ながら、ウィザードで操作するので、難しくはない。サイトからソフトを入手して、ユーザー登録を済ませたら、早速使ってみよう(図2~図4)。
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by坂戸 亮介=テクニカルライター、内田 久貴=日経PC21