夙川にホタルの幼虫放流
神戸にもホタルがずいぶんと戻ってきている。私が聞くだけでも山田川、宇治川、西郷川上流、住吉川上流と飼育、放流でこのところ鑑賞できるところが増えてきた。よそごとながら住吉川には鮎が住み着いて真夏には子供たちが水に潜って遊んでいるほど水がきれいになったことご存知ですか。一度休日に川べりを歩いてみては如何でしょうか。
by管理人
西宮市西部を流れる夙川に舞うホタルを増やそうと、住民でつくる「夙川に蛍を増やそう会」が20日、阪急苦楽園口駅北側の北夙川橋付近で、ゲンジボタルの幼虫を放流した。放流は昨年始めたが、今回でいったん中断し、生育状況を見守るという。(横田良平)
同会は2009年結成。竹原伸爾代表(73)によると、かつて夙川には多くのホタルがいたが、高度成長期の水質悪化のため減り、今も成虫の数は戻っていないという。
同会は、昨年5月からホタルの人工飼育を開始。夙川上流で成虫を捕獲し、産卵させ、川の水とカワニナを与えて幼虫1万5千~2万匹を育て、同年8月に放流。今年初夏には、成虫が増えたと感じたという。しかし幼虫全てが成虫になるわけでなく、川の環境も関係する。このため今年育てた幼虫を放流後、来夏の状況を見て、取り組みを考えることにした。
この日は親子連れら約60人が参加し、紙コップに入ったごま粒程度の幼虫を川に放った。「たまに、川にごみが落ちている。もっと多くのホタルが見られる川になってほしい」と、神原小5年の女子児童(11)。
竹原代表は「夙川全体の環境を良くし、多様な生物がすみ、住民に愛される川にしていきたい」と話す。同会は、川の美化活動などを続ける予定という
by神戸新聞
