パナソニック、5百億円台黒字に…13年3月期
不振のテレビ事業の構造改革などで収益改善が見込めるためで、12年3月期の7800億円の赤字見通しから大きく回復する。
プラズマテレビ用パネルの最新鋭工場での生産を中止するなど、不採算の薄型テレビや半導体事業の合理化を進めた結果、両事業の収益が改善する。さらに、12年3月期に計上する7640億円の構造改革費用が13年3月期に減少することも黒字転換に寄与する。
本業のもうけを示す営業利益は2500億円前後と、12年3月期の業績予想の300億円からの大幅増益を見込む。収益性が高い白物家電事業や太陽電池などの販売を拡大するためだ。
(2012年5月9日10時47分 読売新聞)