パナソニック、2012年度事業方針を発表--成果問われる年、V字回復実現へ
2012年3月期決算では、売上高が前年比10%減の7兆8462円、営業利益は437億円、当期純利益は7722億円の赤字となった。純利益は過去最大の赤字となったが、2月の公表値7800円億円からは赤字幅を縮小しており、上野山氏は「いずれも大幅な減益となったが、2月の公表値からは少し改善した」と話した。
また、2012年3月期第4四半期(2012年1~3月)のみを見ると、売上高は前年同期比8%減の1兆8808億円、営業利益は42億円の黒字転換となっており、第3四半期を底にして営業利益は増益基調に転換したと見ている。
2013年3月期の年間業績見通しについては「アジアと中国で二桁の伸びとなり、国内外ともに増収を確保する。構造改革効果の刈り取りと売上増により利益は大幅に改善。すべてのセグメントで増益を実現する」(上野山氏)とした。これにより売上高は前年比3%増の8兆1000億円、営業利益は2600億円、当期純利益は500億円を見込む。
by CNETJapan