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 【世界文化遺産・姫路城】         このブログは松寿会阪神地区会員の皆さんの情報交換・連絡用です。投稿にはIDとパスワードが必要、管理人までご連絡ください。


by syojyu-hansin

パナソニックの救世主は何か(後編)

「テレビはもはやパナソニックの将来の事業の主軸にはならない」という見方もあるが、これは、未来のテレビに向けて開発してきた技術やIPを放棄する、という意味ではない。

 その良い例が、パナソニックの4K対応有機ELテレビである。パナソニックは、オール印刷方式による有機ELパネルの技術で先行している。同方式は、有機ELディスプレイの大型化と低コスト化に優位だとされる。なお、パナソニックは2012年6月に、テレビ/大型ディスプレイ向けの有機ELパネルおよびモジュールを、ソニーと共同開発すると発表している。
巨大プラズマディスプレイは、デジタルサイネージ市場で生かす

 152インチという巨大なプラズマディスプレイで何ができるのか、見当もつかないかもしれない。

 このテレビは、明らかにリビングルーム向けではない。パナソニックの津賀一宏社長は、家庭用液晶テレビの代替品としてプラズマテレビを推進するという同社の伝統的な方針(あるいは盲信と言うべきか)から手を引くことを決めた。

 パナソニックは、超大型のプラズマディスプレイでデジタルサイネージ市場を狙う。

 下の画像は、3D対応の4Kプラズマディプレイである。パナソニックによると、このプラズマディスプレイは、高精度な発光制御により駆動スピードを速め、発光時間を従来比1/4に低減する「超・高速駆動」技術を採用している。また、左右の映像の重なり(二重像)を低減する技術なども搭載している。
巨大プラズマディスプレイは、デジタルサイネージ市場で生かす

 152インチという巨大なプラズマディスプレイで何ができるのか、見当もつかないかもしれない。

関連記事:いまさら聞けないデジタル家電の仕組みを解説「決定版! 液晶とプラズマはここが違う」

 このテレビは、明らかにリビングルーム向けではない。パナソニックの津賀一宏社長は、家庭用液晶テレビの代替品としてプラズマテレビを推進するという同社の伝統的な方針(あるいは盲信と言うべきか)から手を引くことを決めた。

 パナソニックは、超大型のプラズマディスプレイでデジタルサイネージ市場を狙う。

 下の画像は、3D対応の4Kプラズマディプレイである。パナソニックによると、このプラズマディスプレイは、高精度な発光制御により駆動スピードを速め、発光時間を従来比1/4に低減する「超・高速駆動」技術を採用している。また、左右の映像の重なり(二重像)を低減する技術なども搭載している。
家庭用燃料電池は、欠かせない戦略

 パナソニックと東京ガスは2013年1月に、家庭用のエネルギー生成システムである「エネファーム」向けに、新しい燃料電池を発表した。

 今回発表された新燃料電池は、旧モデルに比べて小型化、低価格化、高効率化を実現している。新モデルは、旧モデルの20%増となる6万時間の運転が可能だという。また、総合効率は95%に達した。

 旧モデルに比べて奥行きを900mmから750mmに縮小し、設置スペースに制限のある住宅にも導入しやすくなっている。

 2011年に起きた福島第一原子力発電所の事故以来、日本では燃料電池に対する関心が高まっている。日本が世界最大の家庭用燃料電池市場となった今、エネファーム開発は、パナソニックにとって欠かせない戦略になっている。
パナソニックの救世主は何か(後編)_f0222687_2364184.jpg

機内にもネット接続環境を提供

 パナソニックの米子会社であるパナソニック アビオニクスが手掛ける製品は、タッチスクリーン対応の機内エンターテインメントシステムだけにとどまらない。Ku帯の衛生通信網を使って、機内でのブロードバンド接続を提供する事業も手掛けている。

 搭乗客は、この接続サービスを利用することで、座席の背面に取り付けられている液晶モニターや、自分の電子機器などを使い、機内でインターネットに接続することが可能になる。電子メールやSNSを利用できるだけでなく、パナソニックが提供するインターネットテレビサービスを利用してテレビを視聴することも可能だという。
機器だけでなく、コンテンツも提供できるメーカーへ

 民生機器メーカーにとって、車載エンターテインメントシステムを提供することはそれほど難しい事ではない。だが、優れたユーザー体験を車内で実現できるほどのインターネット接続性を提供できるかどうかは、メーカー各社で大きな差が出るところだ。

 パナソニックは、北米の自動車業界において、統合的なサプライヤとしての位置付けを確保してきた。同社が自動車メーカー向けに提供する車載エンターテインメントシステムは、高付加価値のオーディオや、無線通信システム「Uconnect」、専用のクラウドベースソリューションを利用してパーソナライズされたコンテンツのストリーミングサービスなど、幅広い。

 また、パナソニックは2013年4月に、コンテンツ/音楽ストリーミングサービスや技術プラットフォームを手掛けるドイツのAupeoを買収している。

 Aupeoは、独自のコンテンツサービスを世界中のユーザーに向けて提供している。同社を買収したことで、パナソニックは、単なる機器ベンダーとしての位置付けから、関連サービスやモバイルコンテンツも提供できるメーカーとしての地位を築くことになるだろう。
                              byEEタイムス
by syojyu-hansin | 2013-07-30 05:29 | パナソニック