大規模スマートシティ着工、パナソニックと三井不動産が藤沢市で100戸
*1) 2013年9月12日には国土交通省の「住宅・建築物 省CO2先導事業」にも採択された。
パナソニックのグループ会社工場跡地の土地区画整理事業であり、戸建住宅約600戸と集合住宅約400戸の他、商業施設や健康、福祉、教育施設を含む街を作り上げる事業でもある。2013年9月には、パナホームと三井不動産レジデンシャルの2社が戸建街区を着工、2014年3月に合計100戸の完成を予定する。
パナソニックのグループ会社工場跡地の土地区画整理事業であり、戸建住宅約600戸と集合住宅約400戸の他、商業施設や健康、福祉、教育施設を含む街を作り上げる事業でもある。2013年9月には、パナホームと三井不動産レジデンシャルの2社が戸建街区を着工、2014年3月に合計100戸の完成を予定する。
どうやって目標を達成するのか
Fujisawa SSTで実現しようとしている目標水準は高い。実現するためには各戸のエネルギー管理が重要だ。そこで、全戸を「Fujisawaモデル」と呼ぶスマートハウスとした(図3)。
まず、全戸に太陽光発電システムと蓄電池を設置する。スマートハウスには2種類ある。オール電化タイプと、家庭用燃料電池「エネファーム」を導入するタイプ(W発電住宅)だ。各家庭に合わせて選択できるようにした。全体を「AiSEG」(関連記事)と呼ぶHEMSで結び付け、各戸最大38カ所の見える化を実現する。電力、ガス、水道の現在の利用状況に加えて、過去の履歴と比較することで住民にとって節電しやすい設備を整えた。HEMSにはもう1つ機能がある。非常時にも生活を継続するため、電力供給源を自動的に切り替える機能だ(図4)。500戸以上の大型戸建分譲住宅団地でこのような機能を利用できる初の事例だという。
byスマートジャパン